夏でも冬でも居酒屋に入ったら、
「とりあえず生中!」
と生ビールを注文する人も多いと思います。
瓶ビールのように注ぐ手間もなく見た目も美味しそうです。
量も多くてお得。
しかし、ちょっと待ってください。
本当に生ビールは瓶ビールより美味しくお得なのでしょうか?
実は生ビールより瓶ビールのほうが美味しい。
居酒屋などに納入される生ビールの樽は、サーバに接続された瞬間からガスが抜け始めます。
あらかじめガスが抜けることを想定しており、接続した瞬間はガスは強めになってます。
使い切るまで時間がかかるので、時間がかかればかかるほどガスの量も減っていきます。
回転率の悪いビールサーバは味の劣化も激しく美味しくありません。
瓶ビールは、栓を開けてすぐ飲むことを想定されていますので、ビールとガスの混合比は最高の比率で保たれているのです。

生ビールはお店によって大きく味が変わる。
ビール通なら、あの店の生ビールは美味しいと感じることもあるでしょう。
しかし、同じ銘柄なら、基本的に生ビールも瓶ビールも缶ビールも中身は同じ。
生ビールの味が左右されるのは設備です。
ビールサーバはメンテナンスが必要です。
毎日きっちり洗浄されているサーバと、洗浄を怠ったサーバとでは味に違いが出るようです。
ビールメーカーは、毎日の水通し洗浄、週1回のスポンジ通し洗浄、月1回のフィルター洗浄を行うことを推奨しています。
しかし実際は毎日の水通し洗浄をしているお店は3割程度と言われています。
参考:週末起業でたこ焼き屋さん「ビールサーバの洗浄」
生ビールより瓶ビールのほうが量が多い。
たくさん入っているように見える生ビールですが、実は瓶ビールの方がコスパは高いのです。
居酒屋での生ビール中ジョッキは約400mlで500円ほど。
(中ジョッキでも容量の規定はありません)
居酒屋での瓶ビールの中瓶は500mlで530円程度。
(居酒屋の販売価格であって小売価格はもっと安いです)
圧倒的に瓶ビールのほうが安いことがわかります。
大瓶(630ml)がある居酒屋ならもっとお安くビールが飲めるはず。
ただし利益率は生ビールの方が高く、お店にとってはおいしい商品のようです。
まとめ
まとめ
いかがでしたか?
結論は、
味も量も瓶ビールのほうがオススメだということです。
しかし、最初の一杯、とりあえずの生ビールは美味しいものです。
みんなでジョッキを乾杯するのも楽しいですよね。
しかし、
居酒屋で一杯目の生ビールの味がイマイチだった場合は
瓶ビールに変更したほうがいいでしょう。